泊まれる立ち飲みからインスタ映えする巨大駐車場、移動型のスナックまで!数々のユニークな企画を世に送り出す株式会社ブルースカイ代表取締役の貞末真吾さん

  • 九州・沖縄

泊まれる立ち飲み『STAND BY ME』をはじめ、移動するスナック『アポロ号』やインスタ映えスポット『#ジハングン』など、多種多様な事業を展開しつづけるブルースカイの貞末さん。どのように企画を生み、育てているのか貞末さんの原点に立ち返りながら伺ってきました。

福岡でヴィンテージショップを開くまでの道のり

アナグラム

ご実家がメーカーズシャツ鎌倉を経営されているとのことで、もともとは鎌倉の生まれですよね。福岡への移住を決めたきっかけは?

sadasue

「好きなところに住みたいな」と考えて福岡は引っ越してきたんですよね。それまではずっと鎌倉や東京にいました。

新卒時、特に情熱を注いでやりたいことがなかったので、当時のアルバイト(塾講師)先の塾長に教わった東証一部上場の某ダンボール会社にそのまま就職したんですが、当然ながら自分の意思で選んで決めた企業ではないので、3ヶ月くらいしてから『自分、ダンボールあんま好きじゃないんだな…』と気付いて退職してしまった。

親に会社を辞めたことがなかなか言えなくて、半年間くらい友人の家に上がりこんで朝から晩までパチンコ三昧。離職届が実家に届いてバレて、父親の紹介で繊維系の商社に転職しましたね。

4年ほど働いてから、父親に「帰ってこい」と要請を受けて実家に戻り、東京の丸ビルの店舗を任せてもらうようになりました。10年くらいいましたかね。そのあと、追い出されました。

アナグラム

!?いきなり衝撃的ですね…。福岡とはなにか縁が?

sadasue

ありましたよ。博多駅のショッピングセンター内に鎌倉シャツの店舗を出店したことがあって。ちょうど2011年の震災のときですね。

アナグラム

なるほど。博多の出店を決めたのはなぜでしょう?

sadasue

ゆくゆくはニューヨークへの出店を描いていたんです。ところが当時の鎌倉シャツは関東近郊のオペレーションしか回したことがなかった。いきなり海外に出店はリスクが大きいから日本の関東以外の地域でオペレーションを経験するべきだと自分で判断して、周りに反対されながら勝手にプロジェクト化して出店を進めました。

結果、震災の影響で既存店舗の売上は0円にもかかわらず博多の店舗がばーんと伸びて、坪当り売上高はショッピングセンターの中でもぶっちぎり1位だったんじゃないかな。会社の売上を一人で作ったから社内的にはヒーローだったと思いますよ。

でもね、この成功体験がよくなかった。ここでぼく、調子に乗ってしまったんですよね。店舗が2拠点はないと従業員のオペレーションを回すのが厳しいだろうなと考えて、福岡県内であたらしい店舗を始めるための土地を勝手に見つけて来たり、おそらく社内で「あいつ暴走しているぞ」と話が上がっていたんじゃないかなと今にしてみれば思います。

アナグラム

オペレーションを最適化するための2店舗目だったり、ニューヨーク出店を見据えての福岡出店だったりと会社が目指す理想を逆引きして手順を踏んでいるつもりが、うまく社内に伝わりきらなかったんですね。

sadasue

そう、とにかく最善の手を考えていたつもりだけど、社内にそれが伝わっていなかった。極めつけは、いよいよニューヨーク出店のフェーズになり、土地を見つけてきて話も進んできたころですね。

創業者である父親がOKはしていたものの経営陣がみんな反対している中、ぼくがニューヨークの支社長でいく予定だったんです。ここでぼくが考えたのは、一度ニューヨークに行ってしまうと世界展開のスピードが遅くなってしまうな、ということ。ニューヨークへ出店する前に各国を視察してその後につなげるべきだと判断して、これまた勝手にシンガポールへ出張にでかけた。で、クビになりました。

アナグラム

…なかなか、波乱万丈ですね…!?

sadasue

『いまは一丸となってニューヨーク出店に向けてプロジェクトを進めていかないといけない時期なのに、シンガポールへ出張とはなにごとだ?』が総意ですね。役員会という名の家族会議で満場一致でクビだと通達を受けました。

ニューヨークに行くことが決まっていたから日本で住んでた家はとっくに売り、なんなら引っ越しの荷造りも終えていたんですよ。準備も終えて、あとはニューヨークに行くばかりたったのにいきなり家と仕事がなくなった(笑)結婚していたので、奥さんと相談して、どうせなら好きなところ住むかー!と福岡に引っ越してきた感じです。

アナグラム

なんとも軽…いや、フットワークが素晴らしいといいますか、前向きで素敵です。

福岡に引っ越してから、すぐ仕事を始められたんですか?

sadasue

いやいや。毎日いってきま~すと家を出てパチンコ屋さんに直行。退職金としてある程度まとまった金額がもらえていたんです。ただ、毎日預金通帳確認していましたね。不安で仕方がなかったんだと思いますよ。やがてパチンコ生活にも飽きて、『センスのいい質屋さん』をコンセプトにヴィンテージショップ『Acebuddy』をはじめました。

アナグラム

そのビジネスモデルをやろうと決めたきっかけは?

sadasue

例えば、大黒屋さんにはエルメスやシャネルが売っている。ところが、ファッション感度が高い、例えばユナイテッドアローズやトゥモローランドに行くような女の子たちは大黒屋には行かないんですよね。彼女たちは買う場所がないから出張へ行った帰りに新品を買ってきたりする。大黒屋で買ったらもっと安いのになんでかな?と考えた結果、『店構え』と『接客』を彼女たち向けにした質屋さんはどうやら需要がありそうかもしれない、と仮説が思いついたんですよ。

そこから古物商の免許を取りに行って、仕入れ方がわからないからヤフオクで安く仕入れて、買ったものを丁寧に磨いて、女の子たちと親和性が高いよう、うちの奥さんに店頭で売ってもらいました。これが結構評判がよくて、福岡に続いて、東京の代官山で2店舗目も出店しました。尊敬していた先輩が代官山にいたので、どうしてもこの場所で出したかった。

アナグラム

今は事業売却されていますよね?

sadasue

当時はいまみたいにファイナンスの知識がなくて、お金はなるべく借りないように経営していた結果、キャッシュが厳しくなったからですね。ただ、時を同じくして、仲良くしていただいている社長さんからフォトスタジオのビジネスモデルがお勧めだと教えてもらい、福岡ではじめた事業がいまの主力ビジネスですよ。

アナグラム

Acestudioですね!

sadasue

これもコンセプトは『センスのいい子ども向けフォトスタジオ』。すでに世の中にある素敵なサービスをうまく組み合わせてあたらしい付加価値を生む、これがビジネスチャンスにつながるんじゃないかなと気づき始めたのがこの頃ですね。

Acestudio1号店はお世話になっている神社・鳥飼八幡宮の中にあって、2019年春には7店舗まで拡大する予定です。日本には七五三というすばらしい伝統があって、ありがたいことに、この時期はどの店舗も予約がいっぱいになるほど盛況です。

アナグラム

直近だと(取材当時:2019年2月)、3月は入園でちょっと盛り上がりますよね。それでも七五三が強いですか?

sadasue

圧倒的ですね。Acestudioは予約制なので、11月のスケジュールが間に合わなかった方々が10月または12月にずれる。おそらく気分的な問題なんでしょうね。

身近で悩んでいる方の声から数々の企画が生まれた

アナグラム

Acestudioのほか、複数の事業をどんどん展開されていますね。たとえば福岡やバンコクで展開されているゲストハウス。

sadasue

民泊という言葉すらなかった頃じゃないかな。元はゲストハウスをするためというよりも、関東の知人から『福岡はホテルが少ないので予約が取りづらい』と教えてもらい、タイミングよく都市部に4LDKの物件が見つかったので、事務所の移転も兼ねて知人がいつ泊まりに来てもいいようにそこを借りたんですよ。ところが誰も来ない(笑)

空いた部屋がもったいないからどうにか活用できないかなとAirbnbにたどり着いて、まずは登録してみたんですね。そうしたら、まー、凄まじく人が来たんですよ。いわゆるアーリーアダプターの層。当時は規制も何もなかったですし、国外からとびっきりユニークな人がたくさん来て、これがもう面白くてたまらなかった。

一時期は30部屋くらいまでやっていたかな。これが小さな成功体験につながって、とはいえ途中からどんどん風当たりが強くなってきたのも分かっていたので、きちんとビジネス展開しなくちゃと思ってゲストハウスにシフトしました。

アナグラム

東京でもまだAirbnbが流行っていないころから福岡でやられていたんですね。2017年6月にオープンしたSTAND BY MEのコンセプト、『泊まれる立ち飲み』は素敵なキャッチコピーだなとおもいました。ありそうでなかったサービスですよね。

sadasue

物珍しかったみたいで、おどろくほど多くのメディアで取り上げていただきました。STAND BY MEがあるのは天神からすこし離れた場所で、周りには店も少なくオフィス街と古くからの住宅が混在するところ。それでもSTAND BY ME目的でわざわざタクシーで来て、ここだけ人が入りきらないくらいの盛り上がりを見せてくれる。うれしいですね。

ちなみにSTAND BY MEに来た後に二次会で行く場所がないよねという声があり、じゃあ二次会に行けるようスナックを作ろうかなと思ったんですけど場所が無くて。それで駐車場があればどこでもお店ができるという発想から生まれたのが動くスナックアポロ号です。

仕事を持つ有志メンバーで組織された実行委員の中に宇宙オタクがいたので、宇宙をイメージしたフォルムにアポロ計画が始動した1961年がナンバープレート。結構こだわった見た目なのでいろんなところに呼んでいただけて、近頃はアポロ号の活動が多いですね。先日、町おこしイベントの一環でつくば市にも招待いただきました。

アナグラム

どのサービスのコンセプトも秀逸ですよね。これもすべて貞末さんが手がけられているのでしょうか?

sadasue

はい。結構試行錯誤していますね。例えばSTAND BY MEのコンセプト、はじめは『ホステル日本酒』という名前でした。蛇口をひねって日本酒が出てきたら夢があるかなと、日本酒が飲めるインバウンド向けのホステルとストーリーづくりをしようとして。

でも、面積の問題で日本酒の瓶が置けなくて日本酒は断念せざるを得なくなった。そのあと、設計士さんと立ち飲み屋でブレストして、いまの形になりました。『サービスで大事なのはキャッチコピーとデザインだよ』とカヤックの柳澤さんから教えていただいたので、それを忠実に遂行しているイメージですね。

アナグラム

なるほど。デザインも貞末さんが?

sadasue

いや、デザインに明るいわけじゃないので、都度相性の良さそうなメンバーに声をかけています。言うなれば、『1人広告代理店』ですかね。声をかけてくれれば、適切なメンバーをアサインして何か面白いものをつくるよ!と。

ぼくがやっているサービスって、誰かが困っていて、『なにかできない?』からスタートすることが多いんですよ。手がけていることはそんなに奇抜なことではない。誰しもアイデアとしては持っている。でもそれを実行して完遂する人が少ないから、結果としてアイデアをもとに行動できた人のもとに依頼も集まりやすい。

身近で悩んでいるひとたちの声を聞いて、課題を解決するのがぼくの役割かなと。ひとのご縁にはありがたくも恵まれていますね。福岡パルコさんと一緒にお仕事させていただいた『タイムカード』という企画は、STAND BY MEに来てくれたお客さんがクライアントになった形です。

アナグラム

1時間ハイボール飲み放題、持込自由は行きたかったです…!どう発想を膨らませていきましたか?

sadasue

まず期間が二ヶ月しかないこと。この間に設備投資したものが戻ってくるのかは事業をやる以上考えなければいけない。次に、STAND BY MEが立ち飲み屋だからぼくに依頼してきたということは恐らくそういう賑やかしを期待されているんだろうなと予測はつきました。だから、やるなら立ち飲み屋がいいと思っていた。

でもね、立ち飲み屋って儲からないんですよ。お酒一杯250円とかだから、粘られてしまうと回転率が落ちて事業として成り立たない。そこで、サブスクリプションモデルにしようと決めて1時間ごとに課金されるシステムに決めました。お酒をハイボールだけに絞ったのは、ここだけの話し、原価率が安いから。さらに、1種類しかないほうがPRしたときにキャッチーかなと。

最後に、時間を計れるサービスを探してタイムカードに目をつけた。お客さんなのに、入り口でタイムカードを押すって体験がなんか面白いじゃないですか?こうして『タイムカード』が出来上がりました。その後2018年12月には中央区大名に店舗もオープンしました。

糸島に現れた大型駐車場、『#ジハングン』とは

アナグラム

これまで立ち上げたもののうまくいかなかった企画ってありますか?

sadasue

そりゃーーーーー、いっぱいありますよ!たとえばゲストハウス時代に思いついたサービス。沢山の旅人と話して実感したこととして、とにかく面白い人が多いんですよね。

だから、ゲスト受付の宿泊名簿のところに『採用の案内がほしいですか?』とチェック欄を設けてみました。チェックを付けてくれた方には、後日提携している企業から採用の案内が届くような仕組み。旅人は、好奇心が旺盛でバイタリティがあって積極性がある人が多いから、企業は欲しがるだろうし人気も出るはず。これはビジネスになると踏んだんです。

ところが、旅人の求職者は集まるものの企業がさっぱり集まらなかった。反省点としては、全部1人で事業を完結しようとしたこと。これが良くなかった。求人会社さんだったり、とにかく企業側の集客に強みをもつ企業と組むことができていたら、また違う結果にもなったかもしれない。いまでは、何人かに「一緒にやらない?」と声をかけながらいろいろな企画を立ち上げて、盛り上げていっていますよ。

アナグラム

直近だと、『#ジハングン』はユニークというか、あまり無い企画ですね。

sadasue

この企画は、ぼく唯一のオリジナルで正直いちばん狂っているなと思います(笑) 基本、ぼくは既存のものをうまく組み合わせて付加価値を生むことが強みですけど、この企画はなかなか思い切ったことをしたなあと。

駐車場にアート置いて無人経営、考えてもやれる人ってあんまりいないんじゃないかな。ビジネスモデルとしては駐車場なので、収益はあくまで駐車場代。糸島のエリアに土地を借りて、そこにアートを置いて、本当になんにもないところに価値をつくった。ここ、約3,000坪あるんですけど、土地代いくらだと思います?

アナグラム

んー…?都心からは離れているので……100万とか…?

sadasue

そう、100万。ただし年間ね。

アナグラム

えええ!

sadasue

だから、1部屋借りたと思えばいいかなと思ってはじめた。#ジハングンは「自動販売機の群」の略なんですよ。並んだ6つの黄色い自動販売機型のボックスのうち、2台は本物、1台はダストボックスであとはフェイク。真ん中がくり抜いてあって写真が撮れるようになっています。ほかにも玄界灘へ向かって漕げる6mの巨大ブランコや5m×4mの女性の横顔をくり抜いたオブジェ。毎日海に沈む夕陽が見える場所だから女性の髪色が時間経過と共に変化していくとか。無人でオペレーションできるように、駐車場代だけでアートを楽しむのは無料だったり。

アナグラム

自販機とブランコとオブジェ、話を聞くだけだととても駐車場だとは思えないですね(笑)

sadasue

絶対写真撮りたくなりますよね。約半年でInstagramの投稿が6,500件くらいいったかな。ちょっとしたインスタ映えスポットと化して、真冬の寒い時期にもわざわざ写真を撮りに車で来てくれるんですよ。

アナグラム

貞末さんが手がけられたなかではかなりオリジナル性が高い事業ですが、なにか切っ掛けがあったのでしょうか?

sadasue

ここは海沿いの場所で、もともと漁業組合が持っていた土地なんですよ。固定資産税も払えないくらい活用に困っていて、なんとかならないかと。漁師さんから「#ジハングン」の発想はなかなか出ないので、これは面白い機会だなと。海が一面に広がる3,000坪もの土地を借りられるタイミングなんて、そうそう無いじゃないですか?やるしかないなと。

「#ジハングン」はまだまだ育てていくつもりで、最近では温泉を掘ってみたりしている。「#ジハングン」に来てくれる子たちが「イケてる!」と思うような、宿泊施設付きのフードコートなんかが作れたらいいよね。既に人が集まるという実績は作れたので、仕掛けはこれから組んでいくつもり。ミスキャンパスの女の子とご縁があって、キッチンカーでレモネード屋の店長やってもらおうかなとか、いくつか構想は練ってますよ。

アナグラム

人のつながりがとどまるところを知らないですね…!プロジェクトに入ってもらうメンバーや、自社の社員の面接あたりも貞末さんが見ておられるとか。

sadasue

実家の会社にいたころ、採用人事やっていたからね。採用は会社の行方を左右するとても大事な仕事でもあるので大切にしているし、基本的には一緒に働くであろう方と会っておきたいので、なるべく優先度高めに会うようにしています。

アナグラム

どのような点を見ているんですか?

sadasue

うーん、そうだね。いいやつかどうか、かな。一緒に飲みに行けて、友だちとして仲良くできるかどうか。ベンチャーだし選考は大体その日に決めることが多い。応募してくれるひとたちは、ぼくに直接Facebookでメッセしてくれることが多いし。相性がよかったのは、仕事旅行かな。コンテスト経由でご縁ができて、載せたところ応募が結構来た。もっと採用コストはかけていいかなーと思ってますね。従来の掲載して待つだけの媒体は有象無象が多くてつかっていない。あとは、飲み会でナンパするとかは普通ですね。うちのメンバーだと70人中10人くらい飲み会経由じゃないかなあ。

ブルースカイは人によって働き方が違って、社員もいるけど業務委託が多い。会社というよりも個人事業主の集まり、みたいな表現が近しいかもしれないですね。

アナグラム

会社のホームページに載せておられるメッセージがまさにですね。

会社という名前を借りた、おだてられたら木にも登る激しい個性の集合体です。
※コーポレートサイト BLUESKY,INC.より引用

アナグラム

最後に、今後こうしていきたい!などありますか?

sadasue

ぼくはあんまりお金に執着無いけど、やるからにはうちのメンバーにしっかりいい生活してもらいたいし、これからも面白いことができるような稼ぎは欲しいなあとおもいます。何より、誰もまだやっていない面白いことをひたすら突き詰めてやりたいね。まずは、STAND BY MEで一緒に飲みましょう!

アナグラム編集後記

一貫して、面白いかどうかを軸に事業を展開されている貞末さん。すでに世の中にあることを組み合わせて、まったく新しい企画を次々と立ち上げ、まわりの人たちを笑顔にしていく力強さを感じました。

ブルースカイを創業したきっかけも友人からの助けを仕事として受けようと作ったのがはじまりとのこと。人との結びつきを核に、これからもユニークな事業をつくりつづけていくのだろうと心が踊る取材でした。

文:高梨和歌子
編集:阿部圭司/賀来重宏
写真:賀来重宏